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プリウスαの中古車は2014年式以降をねらえ!おすすめグレードも解説

プリウスα 中古車

「ステーションワゴン型・プリウス」といえるプリウスα(アルファ)。

おおまかな性能はプリウスと似ているので良好な燃費を誇りますが、プリウスαならではの特徴として以下のようなものが挙げられます。

プリウスαのおもな特徴3つ

  1. プリウスより荷室が広く荷物がたくさん積める
  2. 5人乗り/7人乗りの設定がある
  3. 多彩なシートアレンジでアウトドアや車中泊にも対応できる

つまり、大型化によって実用性が向上したプリウスであるといえます。

2011年の発売開始から今日までフルモデルチェンジが行われていませんが、その高い実用性で根強い人気を持ち、今も一定の需要が存在します。

本記事では、プリウスαを中古車で購入する場合のおすすめグレードを紹介していきます。

また、後半では良質でお手頃な中古車を購入するためのコツや注意点も解説していきます。
⇒「お得な中古車を購入するコツと注意点」の章を読む

プリウスαの特徴と長所

プリウスα

プリウスαはプリウスを大型化して使い勝手を幅広くしたワゴンです。

ベースとなったのは先代にあたる3代目プリウスです。

見た目こそプリウスとほとんど変わりませんが、車内のサイズは以下のように変化しています。

プリウス  プリウスα
室内長
(mm) 
2,110 1,910
室内幅
(mm) 
1,490 1,520
室内高
(mm) 
1,195 1,220

荷室のスペースを確保するために室内長こそわずかに短くなっていますが、それ以外では大型化しているのがよく分かると思います。

室内長にしても、シートアレンジでプリウスより空間を自在に使うことができるので、窮屈さを感じることはまずありません。

ほかにもプリウスαの長所を改めて述べると次のようになります。

プリウスαのメリット

  • ミニバンまで大きくなくてもキャンプや旅行にゆったり使える広さ
  • 床が低く、小さな子どもでも後席への乗り込みやすい
  • ボディがしっかりしているので、趣味や買い物で大荷物を積んでも安定した走行が可能
  • 比較的中古車価格が安い

逆に欠点としては次のような点が挙げられます。

プリウスαのデメリット

  • 2011年の発売以降フルモデルチェンジがなく、性能は先代プリウスから据え置き
  • 7人乗りモデルの3列目シートは、大柄な大人が乗るには少し狭い

人気があるのは5人乗りモデルのほうで、「より多くの荷物を積める性能」のほうに需要があるようです。

プリウスαのモデルチェンジの変遷

フルモデルチェンジこそ行われていませんが、2014年にはマイナーチェンジがおこなわれ、内装をより洗練されたものに変更されました。

さらに以下のような安全装備を追加しています。

追加された安全装備

  • 車線逸脱警報装置
  • オートマチックハイビーム
    (自動的にハイビームとロービームを切り替える機能)
  • レーダークルーズコントロール
    (追従車との距離を測定し適切な加減速をおこなう機能)

より安全に長距離を走りたいという人は、マイナーチェンジ以降のプリウスαを狙うのがよいでしょう。

ユーザーのタイプ別で見るおすすめのプリウスα

タイプ別のプリウスα

具体的におすすめとなるプリウスαを見ていきましょう。

タイプ別にみるおすすめのプリウスα

プリウスαは2014年にマイナーチェンジがおこなわれています。

そのため、安さを重視しない(性能重視)ならマイナーチェンジ後のプリウスαがおすすめです。

通常マイナーチェンジ前のものは価格が安くなります。

しかし、プリウスαは中古車になってからの価格の下落が早いので、比較的新しいものでも低価格で入手することができます。

プリウスαに限れば、マイナーチェンジ後のほうが基本的にはお得です。

では細かく見ていきましょう。

できるだけ価格を抑えるなら前期型の「Sツーリングセレクション」

価格を可能な限り抑えたいなら、2014年以前の前期型の「Sツーリングセレクション」がおすすめです。

価格は100~150万円あたりの在庫が多く非常にお手頃といえます。

燃費ももちろん良好なので、維持費の面からも優秀な選択肢になります。

また、在庫は少ないですが、特別仕様車の「S"tune BLACK"」が見つかったら掘り出し物の可能性があります。

トヨタ「プリウスα|特別使用車S“tune BLACK Ⅱ”」のイメージ(公式ページより引用)※画像引用:トヨタ「プリウスα|価格・グレード(特別使用車S“tune BLACK Ⅱ”)」

「S"tune BLACK"」は追加装備として、AC電源を供給できるアクセサリーコンセントがついており、携帯電話の充電などのちょっとした電源車としても利用できます。

注意点は、5年以上前のモデルなので走行距離やメンテナンスが必要な部分はしっかり確認しておいたほうがいいということが挙げられます。

とはいえ、豊富な在庫があるので、良好な品質の中古車を見つけるのは難しくありません。

普段の買い物や通勤が主な用途なら、前期型の「S」がおすすめです。

普段使い以外に、たまの旅行に使うなら「S」の後期型

通勤以外に、「たまには旅行などで長距離を走りたい」という人は、後期型の「S」がおすすめです。

価格帯は150万円台まで上がるものの、200万円以内に納めることは十分に可能といえるでしょう。

前期型との大きな変更点はキーを差し込まなくてもドアを開け、エンジンを始動させられるスマートエントリー&スタートシステムがオプションで設定されていることです。

内装も改良され、「家族やパートナーと出かけるためにも、ちょっと内装に気を遣いたい」という人にもぴったりです。

長距離のツーリングを楽しみたいなら「Gツーリングセレクション」

「趣味にいっぱい使いたい」「家族とたくさん出かけたい」という人は「Gツーリングセレクション」がおすすめです。

この場合もやはり2014年のマイナーチェンジ後がねらい目です。

最大の理由は車線逸脱警報装置とレーダークルーズコントロールの有無です。

マイナーチェンジ前には搭載されていないので、高速道路で長時間走る機会が多い人はこれらの装備があるマイナーチェンジ後をおすすめします。

注意点は、レーダークルーズコントロールは速度が時速40km以下になると解除されてしまうため、速度が下がってきたら自分で運転する必要があることです。

とはいえ、最新型のアダプティブクルーズコントロールも、ハンドルやブレーキはしっかり自分で管理する必要があるので、頭の片隅に置いておくだけでいいでしょう。

スポーティな走行を求めるなら「GRスポーツ」

トヨタ「プリウスα|GR SPORT」のイメージ(公式ページより引用)画像引用:トヨタ「プリウスα|価格・グレード」

スポーティな走行を楽しみたいという人は、トヨタの誇るスポーツブランド「GR」シリーズがおすすめです。

GRスポーツはパワーが上がり、家族4人を乗せて高速道路を走っていても、パワー不足を感じさせることはまずないでしょう。

外装も専用のヘッドランプやバンパーを備え、ステアリングが本革仕様になるなど、テンションを上げてくれる工夫が随所に見られます。

ただしその分、価格は高めに設定されています。

中古車在庫も少ないので、中古車市場に目を光らせておく必要があるでしょう。

予算に余裕があるなら「S"tune Black II"」がおすすめ

S"tune Black II"

予算に余裕があって、より高品質なプリウスαを求めるなら、「S"tune Black II"」も合わせて検討してみてください。

こちらは2016年に販売開始された特別仕様車で、運転席と助手席に温熱シートを装備、さらに前席のガラスをスーパーUVカット・IRカットグリーンガラスに変更しています。

長距離を運転するときに気になる紫外線を防いでくれるなど、快適性が向上しています。

また、オプションでレーダークルーズコントロールと車線逸脱警報装置を搭載できます。

「S"tune Black II"」を検討するなら、ぜひオプションが搭載されている中古車を探してみてください。

続いて、中古車を購入するときの注意点を解説していきます。

お得な中古車を購入する際のコツと注意点

中古車購入のコツのイメージ

ここからは、プリウスαの中古車を購入する際の注意点やコツを紹介していきます。

元になっているのが3代目モデルのプリウスなので、中古車価格の下落が早いのがプリウスαのメリットといえます。

そのため安価で良質な在庫が非常に豊富で、特別仕様車でも無理のない予算で購入することが可能です。

一方で実用性の高い車のため、酷使されていたり、長距離運転の末にトラブルが発生している可能性もあるなど注意が必要な車種でもあります。

過走行車に注意すること

走行距離と年式のバランスが悪い車のイメージ

大量の荷物を積めるプリウスαは、旅行や商用目的、趣味のために長距離を走行している可能性が高く、自然と走行距離が長くなる傾向があります。

一般的に、車の走行距離で適性とされるのは「1年に1万km」が目安といわれます。

メーカーもだいたいそのくらいの走行距離を基準にして、パーツの消耗を想定しているため、「年式より大幅に走行距離が長い」という中古車は避けるべきです。

メーカーの想定以上に酷使されているため、購入してすぐに故障が頻発し、修理代がかかる可能性があるからです。

たとえば3年落ちで8万kmを走っている中古のプリウスαがあれば、これは「走りすぎの過走行車」と判断され価値が大きく下がります。

足回りに大きな負担がかかり、購入後すぐにメンテナンスが必要になるリスクが高いからです。

反対に、3年くらい前の年式なのに、1万kmも走っていない車にも注意が必要です。

とくにハイブリッドカーのバッテリーは、走らなさすぎることでも寿命が縮まってしまうことがしばしばあります。

バッテリーの状態については、購入前にしっかりお店に確認しましょう。

「1年=1万km」を目安に中古車を探し、在庫が少ないなどの理由で妥協する場合でも、1~2万km程度のオーバーするくらいが限度でしょう。

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事故車・修復歴車は避けること

修復歴車のイメージ

修復歴車とは簡単にいえば、「車の骨格部分にまでダメージが入る事故を経験した車」です。

事故車はもちろん、そのなかでも修復歴車はとくに危険な車なので絶対に避けましょう。

それだけ大きな事故を経験している車は、たとえ修理しても他の場所に見えないダメージが蓄積し、ふとした瞬間に故障となって現れることがあります。

また、修復歴車のなかでも酷いものだと、ハンドルがまっすぐになるように操作しても、直進しない車両もあります。

たとえ損傷が軽微だったとしても、燃費性能への悪影響も大きく、絶対に避けるべき車です。

とくにプリウスαの場合、総じて走行距離がやや長い傾向があります。

走行距離が長ければ事故の可能性も高まることもふまえ、慎重に見定める必要があります。

見分け方は簡単。

中古車検索サイトで探すときに「絞り込み検索」などを使い「修復歴車」を除外するだけです。

なぜなら、法律により修復歴があることを隠したまま中古車を販売することはできないからです。

実際に販売店へ足を運ぶ場合も、担当者に「修復歴のある車は外してほしい」と伝えれば該当の車を紹介されることはありません。

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水没車は避けること

水没歴のある車のイメージ

水没車も、修復歴車同様に避けるべきものです。

その名の通り水害や渡河の失敗で水没した車のことで、近年では台風やゲリラ豪雨で話題になりました。

洪水では下水や汚れた川の水に浸かっているので、衛生面で問題があるのです。

夏になると車体に残った泥や草の腐敗により雑菌や悪臭が発生することがあるからです。

さらに金属やプラスチック、機械部分にも悪影響を与え故障が多発するリスクも高まります。

くわえて注意しなければならない点として、水没車には修復歴車とちがい表示義務がありません。

そのため故障箇所や目立つ汚れだけをきれいに直して、何食わぬ顔をして販売されているケースが少なくないのです。

つまり、ドライバー自身で見分ける必要があるということです。

いくつかポイントはありますが、まずは「中古車相場」と比較して「安すぎる中古車は避ける」ようにしましょう。

中古車の相場価格はカーセンサーナビクルのサイトから調べることができます。

その上で、

「水没車ではないかどうか、店舗スタッフに問い合わせる」
「実車を確認する」もしくは「信頼できるお店で購入する」

ということを心掛ければ、より確実にリスクの高い車を避けることができます。

中古車保証は6ヶ月以上つけること

保証付中古車のイメージ

プリウスαは前のオーナーがどんな使い方をしていたのか分かりません。

ベースのプリウスに比べ使い勝手が良く、商用からレジャーまで対応できるからです。

荷室の広さから「大量の荷物を積みっぱなしにしていた」というケースもめずらしくなく、サスペンションの劣化が激しい場合もあります。

こうした個別の状態は正確に把握することは難しいのが現実です。

サスペンションだけでなく、中古車にはある程度走ってみて初めてわかる故障箇所もあるので、できるなら6ヶ月以上の保証をつけることをおすすめします。

認定中古車ならディーラーの、中古車販売店なら販売店独自の保証がついている中古車を選ぶようにしましょう。

その際、保証範囲と保証期間をしっかりと確認して購入することも大切です。

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車検が残っている中古車を選ぶこと

車検が残っている中古車のイメージ

基本的に車検は残っている車種がお得です。

車検切れの中古車は、わざわざ整備工場などの車検を受けられる業者を探して車検を受け、合格しなければなりません。

車検費用も車体価格とは別にかかります。

時間的・金銭的負担を避けるためにも、できるだけ車検付きの中古車を選んだほうがよいでしょう。

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検索地域は近隣の県まで絞ること

近隣県に絞って検索

ちょっとしたコツとして、検索地域をお住まいの地域限定にすることが挙げられます。

県外から業者に中古車を持ってきてもらう場合、輸送費が発生します。

近隣の県からだと1~6万円程度で済みますが、遠方になると10万円以上の輸送費がかかってしまうことがあるのです。

また、自分で車を取りに行くという選択肢もあります。

その場合でも、公共交通機関などで行ける範囲のお店での購入が望ましいです。

幸い、プリウスαは全国で在庫が豊富な車種なので、まずは「お住まいの県」で希望に叶う中古車がないか探しましょう。

もう少し範囲を広げるとしても「すぐ隣りの県」までにとどめれば、かなり候補を絞ることができます。

ただし、販売店によっては「自分で取りに行く」のを断られる場合もあるので、購入前にしっかり確認しておきましょう。

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まとめ

おすすめの中古車プリウスαを改めてまとめると、以下の通りになります。

おすすめの中古プリウスα

  • 価格を可能な限り抑えたいなら、前期型の「Sツーリングセレクション」
  • 普段使い以外に、たまの旅行に使うなら「S」の後期型
  • 長距離のツーリングを楽しみたいなら「Gツーリングセレクション」
  • スポーティな走行を求めるなら「GRスポーツ」
  • 予算に余裕があるなら「S"tune Black II"」がおすすめ

価格を抑えるなら2014年以前の前期型がおすすめですが、より安全装備が充実しているのは2014年以降の後期型です。

また、7人乗りの3列シートのモデルも中古車市場にありますが、3列目は大人が乗るにはやや狭い印象。

搭乗者の内訳次第で、ミニバンと合わせて検討するのが良いでしょう。

価格の下落が早いので、限定仕様車も十分に優秀な選択肢となります。

「せっかく車を買うのだから」と考えている人は、一度こちらも検討してみてください。

2019年現在でプリウスαにはフルモデルチェンジの予定はないようです。

根強い人気がある車なので、販売終了の予定も今のところありません。

これらのことから、現時点では「フルモデルチェンジまで待ってみる」という選択肢は必要ないでしょう。