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失敗しない中古車購入!納車までの流れとチェックポイントを大解説

中古車 納車時

初めて中古車を購入し、あとは納車を待つだけのあいだは何かと不安がつきものです。

「そもそも納車って何をするの?」
「納車時にやることってある?」
「納車の現場で指摘しないと対応してもらえない?」

など、疑問は尽きません。

そこで、納車時にチェックすべきポイントのチェックリストを用意しました。

納車時のチェックポイント(一部)

  • 点検がきちんとされているか
  • 外装に傷がないか
  • 動作チェック
  • 契約内容や保証を改めて確認 など

さらに納車時の流れを再確認し、事前に用意しておくべき書類、購入前に確認しておくべき事項も分かりやすくまとめました。

この記事でわかること

また、後半では納車されたあとに不具合を発見した場合にどうすべきか、そのほかよくある事例での対処方法を解説していきます。

実際にトラブルに直面してからでは慌ててしまって冷静な対処ができないこともあるため、事前にどういったことが起こり得るのか把握しておくと良いでしょう。

どう対応すると良いのか・だれに相談すべきかがわかっていれば、いざというときも慌てずに行動できます。

愛車を迎え入れるまでの事前準備にこの記事をぜひ役立ててください。

納車までの流れ

中古車は1~2週間で納車されるのが一般的

まずは中古車の購入契約を結んでから、どのような流れで納車が行われるのかを確認しておきましょう。

どの段階でチェックリストを利用すればいいのかが分かります。

納車までの流れ

  1. 購入契約
  2. 前払金を支払う
  3. 必要書類を準備する
  4. 車両の名義登録が変更される
  5. 点検・整備が行われる
  6. 頭金を支払う
  7. 納車

契約から納車までにかかる期間は、平均して10日から2週間程度です。

また、ローンで購入した場合には契約後にローンの審査が行われることになります。

審査を通った後の流れはほぼ同じです。

チェックシートを利用するのは、7の「納車」のタイミングです。

実際に中古車が手元に来て、所有者になった段階でないとチェックできない項目があるからです。

次の章では、チェックリストを見ていきましょう。

これで完璧!納車時のチェックリスト

書類を確認する様子

まず大前提として、納車の時間は昼を指定しましょう。

夜だと外装の傷などがあっても見逃してしまうことがあります。

天候はさすがにどうしようもありませんが、台風の多い時期や梅雨は避けたほうが無難です。

中古車が納車されたとき、チェックすべき項目は以下の通りです。

「チェックすべき項目」1.車検証の名義は自分の名前になっているか 2.外装に購入前になかった傷がないか 3.エンジンが問題なく始動するか 4.オーディオやエアコンはきちんと動くか 5.エアコンからは温冷風、両方出るか 6.後付けパーツや付属品に不足はないか 7.きちんと点検記録簿が更新されているか(契約内容に点検が入っている場合) 8.業者が帰ったあと近所を走ってみる画像を拡大して見る(DLもこちら)≫
※別タブが開きます

それぞれについて簡単に解説していきます。

1:車検証の名義は自分の名前になっているか

真っ先に確認すべきなのは書類、とくに「車検証」です。

購入した中古車が自分名義になっているかをしっかり確認しましょう。

ただ、ローンで購入した場合は、所有者が違う場合があります。

この辺りは契約時に事前にしっかり説明を聞いておく必要があります。

2:外装に購入前に確認できなかった傷がないか

購入時にはなかった傷があった場合、トラブルに発展しかねません。

販売業者側も、言いがかりをつけられないためにこのあたりは非常に気をつかっています。

なので、購入者側が入念にチェックをおこなうことを迷惑だと思うことはありません。

存分にチェックしましょう。

可能なら契約時に、前後左右だけでいいのでスマートフォンなどで購入する車の写真を撮っておくとより安心です。

現車を確認できない場合は、販売サイトの写真をウェブサイトごと保存しておいて、それを見ながらチェックしましょう。

ウェブページは更新される場合もあるので、ブックマークではなく画面キャプチャなどの機能をつかって画像として残しておくことも有効です。

3:エンジンを始動して、問題なく始動するか

続いて車の心臓部であるエンジンの確認です。

始動して一発でエンジンがかかれば、まず問題ありません。

始動時に咳き込んだり、マフラーから煙が出ていないかを確認しましょう。

4:オーディオやエアコンはきちんと作動するか

意外に見落としがちなのがオーディオやエアコンです。

購入前のチェックではなかなか確認しづらいので、この段階でしっかりチェックしましょう。

とくにオーディオは車の走行性能にほとんど影響しない部品なので、不具合があってもその旨が商品説明に書かれていないことがあります。

少しでも疑問に感じたことがあれば、その場で聞いて解決しておきましょう。

5:エアコンからは温風と冷風、両方が出るか

ON/OFFが問題なくおこなえることを確認したら、つぎはエアコンの温風と冷風、両方が出るか確認しましょう。

これはエンジンをかけた状態で起動するのが良いです。

真夏の場合はすぐには冷房が効かないこともありますが、比較的最近の車なら十秒ちょっとで冷たい風が出てくるはずです。

6:後付けのパーツや付属品に不足はないか

付属品や後付けのオプションは、必ず書類にリストが記載されています。

書類を受け取ったら、一つひとつ照らし合わせて確認しましょう。

とくにパンクの修理道具などは、「必要になったときに見当たらない」というのがとても困るものです。

「最初からなかった」のか「リストにあるはずなのにない」のかは、はじめにはっきりさせておきましょう。

7:きちんと点検記録簿が更新されているか

こちらは契約時に、納車前の点検をお願いしていた場合の項目です。

点検記録簿を受け取って、最新の情報がきちんと更新されているかを見ておきましょう。

8:業者が帰ったあと、軽く近所を走ってみる

車を実際に走らせるのは、販売業者のスタッフが帰ってからになるはずです。

近所のコンビニやスーパーあたりまで早いうちに軽く車を走らせてみましょう。

とはいえ、車の故障はしばらく走ってみないと分からないものも多いのです。

最低限チェックすべきなのは「ハンドルを正位置にしたときにまっすぐ走るか」です。

そのときに車が左右どちらかに曲がってしまう場合、「修復歴車」である可能性があります。

燃費が悪化するだけでなく、安全面でも危険なリスクを伴います。

そもそも修復歴車はユーザーにきちんと明示しておく義務があります。

修復歴車と分かっていて購入したならともかく、修復歴車であることが表記されていなかった場合、法令違反に該当します。

しっかり確認しておきましょう。

購入前に確認しておくべき6項目

選び方のポイントイメージ

前章までのことを踏まえると、購入契約を結ぶ前に確認すべきことが見えてきます。

順番に説明していきます。

(1)購入前に品質の良い中古車をしっかり見定める

中古車は返品や契約のキャンセルが基本的にはできないので、これが大原則です。

まず何より購入前に、品質面で問題のない中古車を見極めることが重要です。

きちんとした販売ルートから購入し、その販売元が自信を持って品質を保証している車を選ぶのが一番失敗しない中古車の選び方です。

良質な中古車の選び方は以下の記事でくわしく解説しています。

[関連記事]失敗しない中古車の選び方!購入前に知っておくべき注意点のサムネイル
失敗しない中古車の選び方!購入前に知っておくべき注意点
中古車は1台1台のコンディションが違うので、“どう選ぶか”がとても大切です。この記事では、初めて中古車選びをする方でも、安全な中古車をお得に手に入れられる方法をわかりやすく解説していきます。

ぜひ中古車選びの参考にしてください。

(2)保証期間はいつまでか確認する

先ほども述べた通り、車の故障は走らせてからしばらく経たないとわからないものがあります。

これは中古車でも新車でも同じです。

新車なら新車保証がついていますが、中古車の場合にはディーラーや販売店の保証が6ヶ月以上ついているものを選ぶのが望ましいです。

半年以上の保証がついていれば、万が一故障しても保証で対応してもらうことができます。

また6ヶ月以上の保証がついている中古車は、販売店側が自信を持っておすすめできる品質だと考えていると判断できます。

中古車を選ぶ際にも有効な基準になるので、保証内容と期間は事前によく確認しましょう。

(3)修復歴車かどうかしっかりチェックする

修復歴車とは「車体の骨格に修理が必要なほどのダメージを受けた車」のことです。

安全を求めるなら絶対に避けるべき中古車です。

いくら修理されているとはいえ、それだけの大きな事故を経験した車は、他の部分にも衝撃が波及している場合があります。

まっすぐ走らない場合があるだけでなく、最悪走行中に突然故障するリスクをも背負っています。

一般的に、中古車は試乗できない場合が多く「まっすぐ走るかどうか」は納車まで確認できません。

しかし、そもそも販売店側には中古車が修復歴車であることを事前に知らせる義務があります。

この義務を怠っていたり、偽っていた場合には通常は対象外である中古車のクーリングオフが可能になります。

それだけ、修復歴の有無は中古車の価値に大きく影響することの表れでもあるため、納車時だけでなく購入前にもしっかりと確認が必要なのです。

(4)契約時の書類をしっかり保管しておく

契約時の書類はすべて一箇所にまとめて保管しておきましょう。

納車時に必要になる書類もあるので、なくしてしまっては大変です。

また、納車後も何かあったときのために保管しておくことをおすすめします。

(5)現車を確認できる場合には確認しておく

これは「できれば」という範囲です。

購入時のシステムによっては現車が確認できないことも多いです。

実際に見ておくことでわかるものもあるので、可能なら見ておいて損はないでしょう。

確認できないかわりに、納車後のフォローがしっかりしている場合もあるため「必ず」ではありません。

ただし、そういったアフターケアの体制がまったくない販売店での購入には用心しましょう。

(6)納車日は休日の昼間にセットしてもらう

納車日は休日の昼間にセットしてもらいましょう。

納車後にすぐ分かるような不備が発覚してもその日のうちに報告すればすぐに対応してもらえるうえ、契約上のトラブルに発展しても証明が容易です。

平日だとなかなか素早い対応ができず、そのぶん余計な手間や時間がかかってしまいやすくなります。

不備があった場合は購入元にすぐ報告

納車後に不備や不具合を発見した場合は販売店にすぐ連絡する

もしも事前に知らされていない不備が確認された場合には、すぐに購入元に連絡しましょう。

とにかく報告は早ければ早いほどいいです。

付属品がない程度なら、納車スタッフが手渡すのをうっかり忘れていたということもあり得ます。

基本的には中古車は返品することができないため、車体に不具合が見つかった場合は保証などを利用して修理します。

保証期間が短い中古車の場合はとくに、先延ばしにせずすぐ対応してもらいましょう。

納車後すぐの連絡なら、そのぶん早く解決できるはずです。

続いて、納車時によくあるトラブルを見ておきましょう。

よくあるトラブルとしては次のようなものがあります。

順番に見ていきましょう。

トラブル例1|エンジンの調子が悪い

納車時には一度エンジンを動かして様子をみる

車の心臓はエンジンなので、調子が悪いとなると一大事です。

できれば納車スタッフの目の前でエンジンを回して、一緒に調子を確認しましょう。

良心的な業者であれば、購入後の故障として対応してくれます。

ただ、エンジンという重大な部分の不調を隠すような悪質な業者の場合、民事裁判も視野に入れた迅速な対応が必要になります。

とにかくまずは販売業者に連絡を入れて、対応を見ましょう。

トラブル例2|修復歴・事故歴が購入後に発覚した

修復歴車を知らずに購入した場合はクーリングオフが認められることがある

修復歴車は強調している通り、避けたほうがいい車です。

納得して購入したならいいのですが、業者も修復歴を把握していなかった可能性は皆無ではありません。

中古車は基本的に返品が不可能ですが、修復歴車だけは例外です。

とくに業者も把握していなかった場合にはクーリングオフが認められることがあります。

トラブル例3|つけた覚えのない傷があった

納車時のトラブルを防ぐためにも購入前や契約時に傷やへこみの状態を写真に残しておくなど対策が必要

つけた覚えのない傷があっても、返品や修理対応をしてもらうのは難しいのが実際のところです。

最終的には自分で修理工場に持っていく必要があります。

こういったトラブルを避けるためにも、

  • 購入前に写真をよく見て傷がないかを確認しておく
  • 納車時に覚えのない傷や損傷がないかチェックする

といった対応が必要です。

トラブル例4|嫌な臭いが車内からする

シートやエアコンに嫌なにおいが染みついていることがあるが納車後では自分で対応する必要がある

車内から異臭がする場合でも返品や修理対応は難しく、基本的には消臭剤などを使って自分で対応するしかありません。

煙草の臭いがする場合などは、念のため店舗側にひと言報告しておいたほうがいいでしょう。

悪質な業者のなかには、納車時に車を運転するとき、車内で喫煙するような横着なスタッフがごく稀にいます。

口頭での注意をしてもらう程度の罰にはなるでしょうが、再発防止のためにも連絡はしておくのがいいです。

納車に関するよくあるQ&A

Q&Aのイメージ

納車までの流れを確認し、購入前・納車時に確認すべきことを解説してきました。

また不備があった場合の対処についても事例とともに紹介しました。

最後によく耳にする納車にまつわる疑問3つに答えていきます。

よくある疑問とその答え

  • Q.1:納車日を早めることはできる?
    ⇒A:できない 解説≫
  • Q.2:自分で車を取りに行ける?
    ⇒A:できるが推奨できない 解説≫
  • Q.3:中古車の返品はできる?
    ⇒A:できない 解説≫

Q.1: 納車日は早められない

納車日を早くしてもらうことは基本的にはできません。

店舗側も納車の予定が詰まっていることがほとんどです。

納車までの期間は10日~2週間ほどです。

この期間で自身の都合の良い日時を決めるのが良いです。

できるだけ、納車時に点検して不備があったときに報告がすぐにできるよう、休日の昼間に納車してもらうよう設定しましょう。

Q.2:取りに行くこともできるが推奨できない

自分で中古車を取りに行けば、輸送費を節約できるのではないかと誰もが一度は考えるでしょう。

しかし店舗側はほとんどの場合、これを嫌がって断ります。

理由は、購入者が車を受け取って帰宅するときにトラブルが発生する可能性があるからです。

購入側としても、せっかく意気揚々と帰宅する途中で事故が起きたら、販売店側になんとかならないかとつい相談してしまいたくなります。

しかし購入者が受け取ったあとに起こることについては販売店側にもどうしようもない事態であり、対応すべき範疇を超えていると考えられる場合がほとんど。

そこで意見の相違が起き、トラブルに発展してしまうケースがあるのです。

基本的には販売店側も「自分で受け取りにいく」という要望を断りますし、購入者側からもあまりお願いしないのがお互いのためでしょう。

Q.3:中古車は返品不可

通常、中古車になんらかの不満があってもクーリングオフや返品は受け付けてもらえません。

これは法律で定められていることなので、どうしようもないことです。

ただし、中古車が「修復歴車」である場合のみ例外となります。

修復歴が判明した場合にはクーリングオフに応じてもらえる可能性が高まるため、納車後の確認はしっかりとおこなう必要があるのです。

また、中古車販売店によっては安心して購入できるように「独自のサービス」として返品に応じてくれる場合もあります。

この場合は細かい規定があるはずなので、購入時にくわしく確認しておくようにしましょう。

まとめ

中古車は返品や契約のキャンセルができないので、品質の良い中古車をしっかり見極めてから購入契約を結ぶのが一番大切です。

その上で、納車されたときにはすぐに状態を確認し、わからないことがあったらスタッフや店舗に聞きましょう。

納車時に必ずチェックする項目

  • 点検がきちんとされているか
  • 外装に傷がないかをチェックする
  • 動作をチェック
  • 契約内容や保証を改めて確認

これらを納車時にきちんとチェックすれば、無用なトラブルを防いで愛車となる中古車を迎えることができます。