remobii

きもちよく買おう、ここちよく乗ろう。

購入費用が大きく変わる!?中古車の「車検」内容と選び方を徹底解説

中古車 車検

中古車をさがしていると「車検あり」や「車検二年付き」などさまざまな表現を目にします。

「車検二年付き」はパッと見「すでに車検を受けていて、残り2年ある」と思いがちですが、車検整備費用が価格に含まれていることを示しているだけで実際には車検はこれから受けなければなりません。

中古車情報サイトにおける車検の表記はおもに下記4パターンにわかれており、非常にわかりにくいというのが実情なのです。

おもな4つの車検表記

  1. 車検あり
  2. 予備車検付き
  3. 車検二年付き
  4. 車検なし

じつはこれらの表記によってかかる費用や手間、整備の有無も変わってしまいます。

そのため、正しく理解しておかないと「実際の見積金額が全然違う!」なんてことになりかねません。

中古車のメリットのひとつに「納車が早く購入後すぐに乗れる」ことがありますが、車検が付いていなければ余計に日数がかかってしまいます。

この記事では中古車の車検についての表記について、メリットやデメリットも含めてくわしく解説していきます。

この記事でわかること

中古車の車検についての疑問が解消され、より賢く中古車を選べるようにまとめているのでぜひ参考にしてみてください。

中古車にも必要な「車検」にかかる費用は3種類ある

車検にかかる費用のイメージ

中古車を購入する際、多くは車検に通してから納車という流れになります。

店頭でナンバーが付いていない車両を見かけると思いますが、それは車検が切れているからです。

この車検を通す費用は「納車整備費用」とされていることもありますが、内訳は次の3つで構成されています。

納車整備費用に含まれる費用

  1. 車検基本料金…法定24か月点検やそれに付随する検査、および代行の手数料
  2. 追加整備費用…部品交換など、追加で発生した費用
  3. 法定費用…自動車重量税など、法律などで決まっている費用

それぞれくわしくみていきましょう。

1.車検基本料

車検基本料とは、法定費用以外で車検を通すのに必要な最低限の費用を指します。

車検を通すまでには法定24か月点検をしながら必要な整備をし、その結果を持って陸運支局で車検を通すという作業が必要です。
(国交省の「指定工場」となっている場合は、自社工場内で車検を通すことが可能)

この時、何も部品交換せず車検が通せる車の場合でも、最低限必要となる委託費用が車検基本料です。

業者によっては法定費用も含めていたり、エンジンオイル交換までも含めていたりする場合もあります。

車検基本料が安い分、簡単なチェックだけだったり、交換するエンジンオイルが安価なものだったりということもあるため、注意してください。

あらかじめ内容を確認することが大切です。

2.追加整備費用

追加整備費用は車検基本料以外に必要となった部品代、およびその工賃などを指します。

たとえばヘッドライトのバルブが切れていたり、シャフトブーツが破れていたりすると車検を通すことができません。

これらの交換工賃とその部品代は、全て追加整備費用になります。

業者によって、ここを最低限のもので済ませるか、予防保全的な部品交換まで実施するかで対応が分かれます。

3年が経過したバッテリーは「次の車検まで持たない可能性が高いので交換」という対応をするところもあれば、「まだ使えるから何もしない」という業者もいます。

おおよそ前者はディーラー、後者は格安の車検業者が該当するでしょう。

はじめにどの程度整備をするのか、業者に相談しておくと後々トラブルにならず安心です。

3.法定費用

法定費用は国などへ支払う、必ず発生する費用を指します。

具体的には次の三点です。

おもな法的費用

  • 自動車重量税
  • 自賠責保険料
  • 検査手数料(印紙代)

これらは自身で車検を通す際にも必要な費用で、どの業者に頼んでも金額は変わりません。

また消費税もかかりません。

他の業者と法定費用が違う、法定費用にまで消費税がかかっているという業者は怪しい業者なので、避けましょう。

車検に関するお金の詳細がわかったところで、続いては中古車に書かれている「車検についての表示種類」についてくわしく説明していきます。

中古車の車検状況についての表示は4種類

書類を確認する様子

中古車を購入するにあたって、車検への対応には大きく4種類あります。

車検の表示・4種類

  1. 車検あり
  2. 予備車検付き
  3. 車検二年付き
  4. 車検なし

これらの対応方法によって、販売価格や乗り出し価格についても差が生じます。

「車検あり」で1年後に車検を迎える車よりも、「車検二年付き」でこれから車検を取って納車される車のほうが価格は高くなるわけです。

税金なども含め、手続き内容を表にまとめると次のようになります。
※スマホで以下の表が見づらい場合は画面を横にしてご覧ください

車検あり 予備車検付き 車検二年付き 車検なし
名義変更 基本的には納車費用に含まれる 自身で登録の際に行う 納車費用に含まれる 納車費用に含まれる
ナンバー代 管轄運輸支局が変わる場合必要
自動車税 車両代に含まれている
自動車重量税 必要ない
リサイクル料 基本的には納車費用に含まれる 車両代に含まれている
自賠責保険料 車両本体価格に含まれている 自身で登録の際に支払う
自動車取得税 基本的には納車費用に含まれる

詳細は次の章で説明していきますが、中古車販売店で購入する際は「車検あり」「車検二年付き」の条件となっているのが一般的です。

「車検あり」とは車検の有効期限を迎えていない車のこと

「車検あり」となっている車は、まだ車検の残存期間がある車のことをいいます。

つまり、中古車販売店の店頭に並んでいる車のうち、ナンバーが付いている車です。

車検は取得するのにある程度お金がかかるので、中古車ではこの有効期限が長い車のほうが人気となります。

車検ありの車のメリットとデメリットは次の通りです。

メリット

  • 納車前の車検が不要なので車検代を払う必要がない
  • 乗り出し価格が抑えられる
  • 納車が早い(すぐに車に乗れる)

デメリット

  • 車検の残存期間が短いと購入後すぐ車検が必要になり、追加の出費となる
  • 納車整備を行わない「現状渡し」の可能性がある
  • 車体価格がの設定が高めで総費用が割高な場合がある

手続きや支払いに関しては最初の表にまとめた通りですが、「車検あり」のみ少し複雑なので、さらに掘り下げてみましょう。

納車費用の内訳と必要な手続きを確認する必要がある

「車検あり」の場合、納車費用の内訳と必要な手続きを確認しなくてはなりません。

たとえば名義変更は代行してくれることが多いのですが、遠方で買った場合などは自身で名義変更を行わなくてはならない場合もあります。

運輸支局は平日の昼間しか空いていないので、土日休みの仕事をしている人は休みを取る必要があります。

また自動車取得税とリサイクル料は納車費用の名目でまとめて請求されますが、ここにも注意が必要です。

リサイクル料は必ず負担しなくてはなりませんが、自動車取得税は取得価額50万円以下の場合は不要です。

長くなってしまうので取得価額に関する説明は省きますが、購入価格とはまた別の計算式が存在しますのでご注意ください。

今付いているナンバーと運輸支局の管轄が異なる場合は、ナンバー代も発生してきます。

このように状況によって内容が変わってくるので、内訳はしっかりと確認するようにしましょう。

予備車検付きとは車検に合格している車のこと

予備車検付きとは車検には合格していて、あとは登録さえ済ませればナンバーがもらえる状態の車であることをいいます。

予備車検の有効期限は3ヶ月なので、この間に登録の手続きをする必要があります。

予備車検付きの車のメリットとデメリットは次の通りです。

メリット

  • 代行費用がかからないため安く済む

デメリット

  • 整備状態が不明のため点検が必要(法定24か月点検は自身で行う必要がある)
  • ナンバーが未交付なので、3ヶ月以内に本登録の必要がある
  • 車庫証明の取得と運輸支局での登録を自身で行う手間がかかる

このような状態のため、最初の表の通り諸々の手続きや支払いもすべて自身で行う必要があります。

特に法定24か月点検は別途行わなければならないので、注意してください。

この点検自体は自身で用紙を印刷して実施しても問題ありませんが、ちゃんとした知識をもって点検しないと危険です。

不安な場合は販売元に依頼するか、別の業者でみてもらうようにしましょう。

車検二年付きとは車検を通すための整備が出来ている車のこと

車検二年付きとなっている車は、車検整備費用が車両本体価格に含まれている車を指します。

しかし、上述の法定費用などは別途必要となってくるので、支払い総額とは別の意味であることを理解しておきましょう。

車検二年付きの車のメリットとデメリットは次の通りです。

メリット

  • 中古車購入と車検が一度に済む
  • 車検の残り期間が長い

デメリット

  • 車検ありの中古車に比べ購入資金が割高

最初に説明した車検費用のうち、法定費用と一部の代行費用だけ追加で発生します。

その他の手続きや支払いは上記表を参照ください。

税金関係の支払いを一任する形になるので、トラブルを避けるためにも内訳に問題無いかは確認しておきましょう。

車検なしとは車検切れの車こと

車検なしとは、車検が切れている状態の車をいいます。

公道を走るためには車検を通さなくてはなりません。

つまり、購入後には当然、車検整備費+登録費用がかかります。

車検二年付きの車との違いは、車両本体価格に車検整備費が含まれているか否かの違いです。

車検なしの車のメリットとデメリットは次の通りです。

メリット

  • 車体価格が安いので選び方によっては総費用が安く抑えられる
  • 整備をした状態で納車される

デメリット

  • 車検代がかかる
  • 納車までに時間がかかる
  • 車検を通すまで名義変更が出来ない
  • 仮ナンバー代がかかる
  • 車検切れから年数が経ち車体の状態が悪い場合もある

手続きや支払い関係は最初の表でまとめた通り、こちらも税金の支払いや名義変更といった手続きは、全て一任する形になります。

冒頭で説明した三つの車検費用が全てかかりますので、どういった整備をして、いくらかかっているのかは必ず確認しましょう。

車検整備○○とは車検切れの車である

車検切れのイメージ

上述した表記以外にも、「車検整備付き」「車検整備別」「車検整備なし」という記載がされていることもありますが、これらは全て車検が切れている車を指します。

そのため、「車検を通す作業」と「法定24か月点検を含む整備」を行う必要があるという点では共通です。

具体的な違いは次の点になります。

※スマホで以下の表が見づらい場合は画面を横にしてご覧ください

車検整備付き 車検整備別 車検整備なし
車検基本費用 必要 必要 必要
整備費用 車両本体価格に含まれている 別途必要 自身で行う
法定費用 必要 必要 必要

表の通り、整備費用(法定24か月点検を含む)の扱いの違いとなります。

順に見ていきましょう。

車検整備付き

車検整備付きの車は、法定24か月点検を含む整備が車両本体価格に含まれているものを指します。

基本的には車検二年付きと同じと考えて良いです。

納車に合わせて車検が通されるので次の車検までは二年間ある上、整備費も含まれているので安心感は高いです。

販売店側も状態がわかって販売している車両といえるため、あまり車にくわしくない人は車検整備付きの中古車をおすすめします。

車検整備別

車検整備別の車は、法定24か月点検を含む整備が車両本体価格に含まれていません。

つまり「車検なし」と同等の意味をもつのが、この車検整備別です。

整備内容をこれから相談して決められるという点では良いのですが、「全てお任せで2年間は壊れないように整備してほしい」といった依頼だと、後に高額な費用が請求されることもあります。

ある程度は車の知識がある人にとっては、車検整備別のほうが良いという人もいるでしょう。

車検整備なし

車検整備なしでは、法定24ヶ月定期点検を含む整備は行わず車検だけ通した状態で納車するということを指します。

いわゆる「現状渡し」で車検だけが通された状態なので、納車された後に自身で点検整備を行わなくてはなりません。

オークションの代行業者や、旧車などでよくみられる販売形態です。

自身で整備するか別の業者を探してくる必要があるので初心者にとってはハードルが高く、ある程度車にくわしい上級者向けの買い方になります。

一通り中古車の販売形態がわかったところで、次からはおすすめの購入の仕方について説明していきます。

安心して乗れる中古車の見極め方

見極め方のイメージ
購入後、安心して乗れるという点では「車検あり」の中古車が人気ですが、一般的には車検が切れてしまっている中古車のほうが多く流通しています。

それらも踏まえて、どういった車両が買い得なのか、また安心して乗れるための見極め方を具体的に紹介していきます。

車検ありの車を選ぶ場合

車検ありの中古車は、基本的にはおすすめしやすい車両です。

車は動かさないで長期間放置されていると状態が悪化しやすいので、最近まで乗られていた可能性が高い車検が残っている車は、状態が良い傾向にあります。

もちろんその中でも、車検の有効期間が長く年式の新しいものがより良いです。

逆に年式が古かったり極端に長い距離を走っていたりする車両は、前オーナーが何かしらの不具合を感じて車検前に手放している可能性もあります。

一概にはいえませんが、走行距離10万km以下、7年落ち以内で車検残がある車両だと状態の悪い車両は少ないでしょう。

車検なし中古車の場合

車検なしの中古車では、車両そのものよりも業者の良し悪しで良い中古車となるかどうかが決まります。

前述の通り車検なしの中古車は整備費用が含まれていない分、本体価格が安価に設定されています。

しかし整備費用は含まれていないので、悪い業者に当たると割高な整備費用を請求されることもあるのです。

整備内容をきちんと伝えてくれるかどうか、また整備内容に見合った費用で行ってもらえるかどうかが、重要なポイントとなってきます。

口コミをよく確認したうえで、親身に、丁寧に、誠実な対応をしてくれる業者を探してみてください。

【まとめ】「車検なし」の中古車は良い販売店かどうかがカギ

この記事では車検費用の内訳を解説した後、中古車における車検対応の種類をそれぞれ説明してきました。

結局のところ、中古車購入では整備をしてくれる業者が重要になってくるので、車検なしの中古車を買う場合はお店選びで八割方の成否が決まります。

多少車両本体価格が高くても、整備費が割安であれば支払い総額も安価になるからです。

不安な場合は車検ありの中古車で、比較的新しい年式の車両を選びましょう。

中古車を買う際は車両本体価格ばかりに目が行きがちですが、この車検の表記も気にしながら選んでみてください。

おすすめの記事