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ヴィッツの中古車選びは2014年がカギ!G'sほかグレード別に解説

ヴィッツ 中古車

トヨタのヴィッツは、トヨタが販売する同クラスのコンパクトカーのなかでも、価格が比較的手頃。

そのため新車はもちろん中古車市場でも人気が高く豊富な在庫が揃っています。

年式と走行距離、色や装備など多くの選択肢があるものの、一方で多くの中古車在庫から良質な一台を選ぶのは大変な作業です。

とくにモデルや仕様の種類も豊富なヴィッツは何を基準に選ぶべきなのか迷ってしまう人も少なくないでしょう。

そこで、この記事ではヴィッツを中古車でねらう場合のポイントやおすすめのグレードをまとめました。

この記事のポイント

それぞれが「どんなタイプのドライバーに合っているのか」もあわせて解説していきます。

まずはヴィッツの特徴から解説していくので、すでに知っている人はおすすめのグレード解説から読み進めてみてください。

ヴィッツのおもな特徴は「お手頃な車」

トヨタ ヴィッツ

ヴィッツの特徴は「価格も性能もお手ごろ」という点です。

とくに以下のようなポイントを重視する人におすすめしたい車といえます。

  • コンパクトなサイズ
  • お求めやすい価格
  • 良好な燃費
  • ちょうど良い実用性

現在のキャッチフレーズは「ハタチのヴィッツ」。

ヴィッツ自体が20周年を迎えたことに加え、まだ収入の少ない若年層にも手が届く身近な車であることを表しています。

新車価格は120万円から230万円と、経済事情に合わせて選択肢も豊富です。

「近所で買い物するくらいだから安いグレードでいい」
「環境や燃費を考えてハイブリッドにしたい」
「初めて買う車は走行性能がいい車がほしい」

など、さまざまなニーズに応えられます。

燃費は、アクアには負けるもののヴィッツのほうが購入価格は安く、入手しやすいのが特徴です。

また、アクアにはガソリン車がないのでガソリンとハイブリッドで迷っている人にもヴィッツがおすすめです。

ライバル車であるフィットとは性能も価格も同等で優劣がつけづらいところです。

ただ、グレードはヴィッツのほうが豊富。

ヴィッツなら自分にぴったりのグレードを選べるので「いくつもの車種を比較するのが大変」という人にも向いています。

ヴィッツの中古車相場価格をご紹介

カーセンサーでヴィッツの中古車相場価格を調べると、平均価格は71.0万円でした。

が、これは初代を含めほとんど価格がついていないものもあわせた平均価格です。

最新モデルの平均価格は84.9万円で価格帯は15.8万~258万円となっています。

ヴィッツのフルモデルチェンジは2010年を最後に、2019年現在まで行われていません。

しかし2014年にはマイナーチェンジが行われ、そこでさまざまな改善が図られました。

そのためコスパの良い条件を考えるなら、2014年以降に販売されたヴィッツがもっとも有力な候補です。

ただし2014年以降のモデルだと当然価格も高くなり、100万円以上の車両も多くなってきます。

マイナーチェンジの前後ともに在庫は豊富なので、価格と装備のバランスをみながらしっかり吟味することが大切です。

次からは「どんな人にどのグレードがおすすめか」を説明していくので、ぜひ中古車を絞り込むときの参考にしてみてください。

ドライバー別に見るおすすめヴィッツのグレード

トヨタ・ヴィッツのイメージ

ヴィッツが登場して20年経、これまで数多くのグレードが発売されてきました。

女性をターゲットにした「ヴィッツ・ジュエラ」やスポーツ性能を高めた「GRスポーツ」など、ヴィッツはさまざまなニーズに対応し続けています。

どのグレードを選ぶにしろ、結論としては「2104年のマイナーチェンジ後のモデルがおすすめ」というのが共通点です。

さらにここからはタイプ別におすすめのヴィッツを紹介し、その魅力とおすすめの年式などを分かりやすく解説していきます。

紹介するのは、以下の3種類です。

(1)とにかく安いヴィッツがほしい人は「F」シリーズがおすすめ

とにかく予算を抑えたい!という人には「F」シリーズがおすすめです。

燃費の面ではやや他のグレードに負けてしまいますが、特筆すべきはその価格の安さ。

新車でも110万円台に収めることができ、中古車なら100万円を切る在庫もあります。

とくにマイナーチェンジ後のモデルを100万円以内でねらうなら、「F」シリーズを積極的に探すのがベストです。

「F」は豊富なバリエーションで人気があったので、中古車にも多彩なオプションを搭載した在庫が数多く並んでいます。

特別仕様車の「F Ciel」や「F Smile Edition」はとくにおすすめです。

2013年以前の在庫も豊富で安い車両も多いですが、燃費性能が向上する以前の車両になってしまいます。

結果として2014年以降の車両から探すほうが、結果としてはコスパが良くなるでしょう。

2013年以前のヴィッツはとくに安いがスポーツモデルは避けるべき

マイナーチェンジ前のヴィッツは、やや本体価格が安くなっています。

もちろん性能面はマイナーチェンジ後のほうが良好ですが、「とにかく安さ」を重視するなら2013年以前の年式を選べば、100万円以内でヴィッツを購入できるでしょう。

ただしその場合、スポーツモデルは避けるべきです。

やはり他のグレードよりラフな使い方をされていることが多いので、ねらうなら「F」をはじめとした普段乗り用のグレードがおすすめ。

初めて車を購入するなら最新型を選ぼう

初めて車を買う人にとって自分の安全のためだけでなく、愛車に不要なキズをつけないためにも運転をサポートしてくれる安全装備は重要です。

2014年のマイナーチェンジよりも以前のモデルは中古車市場で安く出回っていますが、装備の面で不安が残ります。

とくに事故が不安な人、運転に自信のない人は運転時の安定性や静粛性、車体の剛性などが向上した2014年以降のモデルを選ぶことをおすすめします。

(2)通勤や買い物に便利なヴィッツはハイブリッドF

「ハイブリッドF」はガソリンモデルよりさらに進化した燃費が特徴で、普段の買い物や通勤の燃費をさらに節約したい人におすすめです。

また、ハイブリッドカーはエンジン音も静かなため、住宅街での使用にも安心。

子どもの塾の送り迎えや深夜の帰宅時など、近所に騒音の心配をすることなくエンジンを始動できるのは思った以上に快適です。

ガソリン車の「F」とちがってハイブリッドなので少し価格は上がりますが、中古車なら新車で買うときほどの価格差はありません。

100万円以上、可能なら150万円ほどの価格帯で探せば十分良質な一台が見つかるでしょう。

女性に嬉しい機能が搭載されたHYBRID Jewela

トヨタ「ヴィッツ HYBRID Jewela」の車両イメージ(公式ページより引用)画像引用:トヨタ「VITZ|価格&グレード(HYBRID Jewela)」

「HYBRID Jewela(ジュエラ)」もおすすめです。

女性をターゲットにした上品な内装とハイブリッドの燃費を両立しているのが特徴。

カラーも内外装ともにおしゃれな色合いを揃えています。

さらに肌に優しい空調機能「ナノイー」やトヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」が搭載されるなど必要十分な装備が揃っています。

ジュエラの中古車でのねらい目はあと1年ほど先、2020年ごろ。

ハイブリッド仕様のジュエラは2017年に発売されたモデルのため、最初の車検を機に買い替えるユーザーが出て来るからです。

もしくは未使用車(新古車)を選ぶのもひとつの手です。

現在でも未使用車で検索しても思いのほか在庫が見つかるので、新車を格安で手に入れたいという人はぜひ探してみてください。

(3)レジャーやスポーティな走りにはGR SPORTが一番

ヴィッツ GR SPORT 外観画像引用:トヨタ「VITZ|価格&グレード(HYBRID GR SPORT/GR SPORT)」

「GR SPORT(スポーツ)」はその名の通り、スポーティな走りに特化したヴィッツです。

CVTでありながら、走りにこだわりのあるドライバーも納得させる完成度の高さが魅力といえます。

ハンドルを切ったときにはキビキビとした反応が味わえ、まさにドライビングを楽しみたい人にぴったりのグレードです。

とくにレジャー、アウトドア、スポーツ走行に使うなら、ハイブリッドよりガソリンエンジンがおすすめ。

パワーはもちろんですが、ハイブリッドの場合メンテナンスや修理の費用がまだまだ高いためです。

使い倒すつもりで購入するなら、ガソリン車のほうが経済的で安心して乗れるでしょう。

中古車でねらうなら2020年後半がタイミング

ジュエラと同じく2017年発売のグレードなので、中古車でお得にねらう場合は2020年後半が購入のタイミングとなります。

最初の車検が来るタイミングで車の乗り換えを検討する人が一気に増えるためです。

また、「いますぐ手ごろな価格で購入したい人」は2011年から販売されていた「G's」がおすすめです。

G'sでさがす場合も2014年以降のマイナーチェンジ後の車両をさがすようにしましょう。

ただし、スポーツモデルは走行距離がかさむ「過走行車」が多い傾向にあるため、中古車を探す場合には走行距離とメンテナンス状況など車の状態によく注意する必要があります。

目安として走行距離は5万km程度を基準にするのがおすすめです。

また、ジュエラ同様、未使用車(新古車)を探す選択肢もあります。

当然中古車としては高額になりますが、新車同然の状態が良い車両が確実に手に入るというメリットがあります。

良質なヴィッツの中古車を入手する3つのポイント

良質なヴィッツの中古車を探すコツ

品質の良好なヴィッツを購入するコツは、ざっくり言うと以下の通り。

基本的に中古車選び全般で共通する内容なので、ヴィッツ以外の車を選ぶことになったとしても役立つはずです。

とはいえ、ヴィッツの中古車をさがすときに気を付けるポイントも一緒に説明していくのでぜひ参考にしてください。

1.年式の割に走行距離の多い・少ない車は避けよう

走行距離と年式のバランスが悪い車のイメージ

一般的に中古車の適正な走行距離は「1年=1万km」が目安だと言われています。

この基準を大幅に超えた長い走行距離の車は「過走行車」と呼ばれ、避けるべき車両です。

ヴィッツの場合、GR SPORTなどの走行性能を重視したグレードに多く見られ、中古車を探す場合には注意しなければなりません。

長い距離を走り過ぎていると足回りのパーツが著しく消耗し、たとえ安く買えても修理やメンテナンスに費用がかさんでしまうので過走行車は結果的に高くついてしまうのです。

しかし逆に、走行距離が少なすぎる車も基本的には避けるべきです。

車は「使い続けること」を前提に作られています。

とくにエンジンオイルなどの機械油は放置すると劣化や凝固がおこり、故障の原因となってしまうのです。

こうした事情により、年式に対して走行距離が少なすぎる/多すぎる車は避けるようにしましょう。

2.修復歴車は避けよう

修復歴車のイメージ

「修復歴車」とは「車の骨格に影響するほどの事故を経験した車」のこと。

事故車であっても骨格に影響がないほど軽微なものであればそこまで気にする必要はありませんが、修復歴ありと判断された場合は注意が必要です。

骨格へのダメージはいくら修理しても車全体へ影響が及ぶ可能性があり、最悪車の軸が曲がってしまいまっすぐ走れなくなることもあるのです。

ここまでではなくとも安全面での不安はつきまといますし、なにより燃費にも悪影響を及ぼします。

せっかく燃費性能が優秀なヴィッツを購入するなら、燃費が悪化した修復歴車をわざわざ選ぶのは本末転倒でしょう。

車両本体価格がいくら安くても絶対に修復歴車はさけるべきです。

修復歴車は簡単に見つけられる

ほとんどの中古車販売サイトでは、修復歴車を検索結果から除外して簡単にさがせるようになっています。

カーセンサーやナビクルcarの場合は「修復歴なし」で検索、remobiiの場合は絞り込み条件で「新車のような状態」「全体的に良好」の2つにチェックを入れるだけです。

中古車の購入価格を少しでも下げるなら、以下のような方法が有効です。

  • 年式やモデル、装備を希望よりひとつ落とす
  • ボディカラーを妥協して不人気色をさがす
  • 中古車が安い時期をねらう

リスクの高い修復歴車を選ばずとも、こうした工夫で安全・快適に乗れる中古車を見つけてください。

もっとくわしく知りたい人はこちらの記事も参考にどうぞ。

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3.保証が6ヶ月以上ついている車を選ぶ

保証付中古車のイメージ

保証が手厚いほど、支払総額は高くなってしまうものですが、しかしそれでも保証はつけるべきです。

さきほど紹介した修復歴車は販売時に明記する義務があります。

しかし、そのほかにも極力避けるべき「水没車」や「塩害・雪害車」には記載しなくても罰則がないため、知らずに買ってしまうリスクがあります。

それ以外にも、ハードな使い方をされた車両などは購入後しばらく走ってはじめて故障や不調が現れることがあるのです。

またヴィッツ HYBRID Jewelaなどのようにハイブリッドカーはそもそも修理費用がかさみやすいもの。

こうしたリスクはどんな中古車にも多かれ少なかれつきまとうもので、そういうとき保証が付いていれば修理・メンテナンス費用を心配せずに整備してもらうことができます。

事故を起こしてからでは、車の修理だけでなく保険費用などにも影響が及んでしまいます。

また手厚い保証がつけられるということは、その車両の品質に対して販売店が自信を持っていることの表れでもあると判断できるため良質な中古車を選ぶひとつの指標にすると良いでしょう。

保証内容はよく見て比較しよう

ディーラーで販売されている中古車以外にも、販売店独自の保証により手厚いサービスが受けられることがあります。

注目するポイントとしては以下の3つの項目が挙げられます。

保証内容を検討するときのチェックポイント

  1. 「保証期間」
  2. 「走行距離」
  3. 「保証範囲」

保証期間が大手の販売店であれば1年間の保証は一般的ですし、追加料金を払うことで3年程度まで延長することも可能です。

使用頻度が高くなりそうな場合には保証期間の延長を検討すると良いでしょう。

また、走行距離制限が付いていないかも注意して見ておくべき項目です。

保証期間が十分でも「走行距離〇〇kmまで」と制限が設けられている場合があるのです。

走行距離を気にして車に乗るのも快適とはいえませんし、ヴィッツのGR SPORTグレードなどを選ぶ人は思い切り走りたいはずです。

走行距離は「無制限」と書いてあるものを選ぶのがおすすめです。

そして多くの人が面倒がって読み飛ばしがちなのが「保証範囲」の項目。

読んでも難しいと感じる人は販売店の人に「こんな場合はどうなりますか」と質問してみると良いでしょう。

いくつかパターンを聞いてみることでおおよそどの程度までなら保証してもらえるのかが見えてくるはずです。

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まとめ

あらためておすすめの中古車ヴィッツのグレードをまとめます。

ただし、はじめて車を買う人は「マイナーチェンジ後の最新型」をねらいましょう。

安全装備や燃費が改善され安心して乗れるからです。

2017年には「HYBRID Jewela(ジュエラ)」や「GR SPORT」など複数のラインナップが追加されました。

新しく発売されたグレードをねらう場合、

  • 中古車なら2020年の値下がりを待つ
  • 未使用車(新古車)をねらう

といった選択肢があります。

またハイブリッド仕様車も、新車で購入するよりもガソリン車との価格差が縮まり手を出しやすくなっています。

もともと燃費性能が優秀なヴィッツですが、さらに良好な燃費や静かな走行で快適に運転したい人はぜひ検討してみてください。